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天秤座の季節感と周期・古代エジプトと占いの起源

12星座の中でも四季に直接関係しているのは、天秤座、山羊座、牡羊座と蟹座です。それぞれの星座が秋分、冬至、春分、夏至を境に始まるからです。その星座から、次の季節がはじまる、というわけですね。占星術では、星座と季節の関係は、それぞれの星座を理解する上でとても大切な要素です。
天秤座の季節感と周期・古代エジプトと占いの起源

秋を連れてくる天秤座

12星座の中でも四季に直接関係しているのは、天秤座、山羊座、牡羊座と蟹座です。

それぞれの星座が秋分、冬至、春分、夏至を境に始まるからです。

その星座から、次の季節がはじまる、というわけですね。
占星術では、星座と季節の関係は、それぞれの星座を理解する上でとても大切な要素です。4つの季節の始まりの星座には、共通した特徴があります。それは、外側に向かうダイナミックな動きの性質を表します。確かに、天秤座のころに木の葉が色づき、空気がぐっと秋になります。

それは毎年起きるサイクルなので、真夏の暑さの盛りでも、太陽の位置から、あとどのくらいで気温が下がるかを、的確に知ることができました。特に、農耕が始まれば、周期的に起きる環境の変化を先に見越して予定を立てるのは、自然に行われてきたことでしょう。

「西洋」という形容詞が付いていても、西洋占星術はヨーロッパだけで発達した知識ではありません。メソポタミア文明から始まり、エジプト文明やイスラム文化の影響も受けています。特に、季節に関係する星座の象徴の意味づけは、古代文明から来ているものが多くあります。

天秤座は、エジプト文明に深い関連を持っています。エジプトが栄えたのは、周期的に起きるナイル川の氾濫が、作物の豊穣をもたらす肥沃な土を運んできたからです。古代のエジプト人がどんな知識やテクノロジーを知っていたかはわかりませんが、河川氾濫という自然の脅威を、社会全体の益とするためには、大掛かりな準備が必要だったでしょう。そのための計画を立てるために、時間を測ることが必要です。それをエジプト人は天秤座を使って測ったであろうことは、基本的な天文学の知識があれば、容易に想像がつきます。

超人的な被害を出し、その反面、有り余る豊穣をもたらす自然を、天体を通して知ることができると。そんな不思議な知識は、古代人の魂を揺るがしたはず。そうして、それを表現したい、伝えたいと思う自然な感激が、言葉になったのかもしれません。占星術は、言葉の学問でもあります。

西洋占星術の鑑定で使う「象徴」や「シンボル」はシンプルなものです。でもそのシンプルさの中に、深い意味が残されています。

天秤座を空の特定のエリアに見るときに起きる自然現象があり、それはパターンとして繰り返し現れると、自然と潜在意識に残ってゆきます。そこから、人間は神の領域を垣間見ることができるのですね。